いままで、全然気がつかなかった。 ツイッターの息子の彼女のアカウントのヘッダー画面。 ヘッダー画面って、自分のアイコンとはまた別の背景写真みたいなもんだ。 自分の大切な写真や画像を置く場合が多いんだよね。 僕だったら、僕が作った鬼太郎の目玉の親父の絵。 本当は、この絵を自分を自分の人生最期の投稿に... 続きをみる
2016年2月のブログ記事
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僕が若いころ見て、心に残った動画。 そして、自分がいまの様な心の時に思い出した動画。 大切な子供を失った人…… 大切な愛する人を失った人…… この動画を見てほしいんだ。 https://www.youtube.com/watch?v=SRVFNGVnJWY 僕がこの動画に出会ったのは、パソコンのイ... 続きをみる
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いま、いー君が最後まで夢を託していた彼女のお絵かきを、リアルタイムで見ながら彼女の声をきいている。 ツイキャスって言うのか、便利な世の中になったもんだ。 描いてるところを見てるけど、うまいもんだ。 いー君の学校の授業で書いた人生の夢は、『彼女に一生自由に絵をかかせてあげたい』 だったんだよね。 そ... 続きをみる
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---------------------------------------------------------- 通りすがり たくさんの自死遺族の方が 観ておられます。 いろんな亡くなり方があ... 続きをみる
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(いまだ……痛いのは一瞬だ、飛び込め!) 駅に入ってくる快速電車。 大きい……そして速い金属の塊。 幻聴がいつもそう言って僕の背中を軽く押してくる。 お葬式の時バラバラだと困るし……お金をすごく請求されるし…… 朦朧とした意識の中、なんとか踏みとどまり僕は電車に乗り込む。 カレンダーが前に進むごと... 続きをみる
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今日はまだ風は肌寒いけど、暖かい日差しが一日中降り注いでいた。 ベランダへと出てみた。 僕の部屋と、いー君の部屋はベランダをはさんで隣同士。 『あの日』のままで、あえていー君の部屋の時間は止めてある。 いー君が、ずっとのんびりお昼寝ができてくつろげるように。 ベランダの外では、また大きな庭の一本の... 続きをみる
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今日はいー君の3回目の月命日。 お坊さんが来るのはお昼から…… 仏間掃除しなきゃなぁ、とか考えながら朝の惰眠をむさぼっていた。 ヴーン…… ヴーン…… ヴーン…… (あれ、土曜日はアラーム鳴らないはずだけど) 寝ぼけ眼の僕は、枕元に手を伸ばしスマホを手に取ってみた。 何にもアラームは鳴っていない。... 続きをみる
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遺された人間の痛みを感じなきゃ…… そしてそれをわれわれ自死遺族だからこそ感じられるんだ。 毎日テレビやネットからは、沢山の悲しいニュースが流れてくる。 ダンプにひかれた小さな男の子の死、そしてダンプの下の血まみれのランドセル。 高校受験に失敗して死んだ男の子と、そのあとを追ったお母さんの同時自死... 続きをみる
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今日も障害者職業訓練。 今日はサポートの職員さんに褒めていただいた。 一生懸命前向きにやっていること。 辛いことがあっても歯を食いしばって頑張っていること。 手を抜こうとしたら抜けるんだ。 休もうと思えば休める。 いまはものすごくいい環境でいられるんだよね。 周囲の人もみんな障害者の人だから、周囲... 続きをみる
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僕は相変わらず沈み続けて、今日も一日寝込んでいた。 どうしてもだめなんだ。いー君を思い出し、『あの時』を思い出し…… 僕なりのベストが尽くせていなかった、後悔の念ばかりで。 娘も頑張って……いるのかな。 思春期だからかもしれないけど、どうしてもうまくコミュニケーションが取れない。 僕がふがいないか... 続きをみる
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今日も障害者の訓練センターへ。 体調は悪いけど、実績積み上げなきゃ復職できないから、頑張って作業した。 午前中の後半……なぜか今はすでに行くことができなくなった、滋賀県の比良山の大きな滝にいー君を肩車して家族で見に行ったことを思い出した。 登山コースを肩車で……危険極まりないのは反省だけど…… い... 続きをみる
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2月14日午前0時…… とても不思議なことが起きた。 僕が自室からリビングに降りてきた。 嫁と娘が、テレビを見ている。 わんこ達が、のんびりとソファーで寝息を立てている。 (あれ……) 真っ暗のはずの仏間に、何か明かりがついている。 ろうそくだ……ろうそくに火がついて揺らめいている。 線香は時々つ... 続きをみる
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今日は久しぶりにずっと寝たきりだった。 統合失調症の幻聴で、ずっと『人殺し』を連呼される。 360度から沸き起こる笑い声。 心を消耗しては意識を失い、起きては心を消耗し意識を失い。 ……一日中、その繰り返しだった。 この前、いー君が夢に出てきてくれたけど…… あれっきりまた、いー君は姿を見せてくれ... 続きをみる
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思い出した。 いー君って、小学校の時は生徒会の副会長さんだったんだよ。 勉強も頑張って、生徒会も頑張って。 もっともっと褒めてあげればよかったね。 いつも一生懸命だね、って褒めてあげればよかったね。 いつしか、いー君が頑張って当たり前だって……パパ勘違いするようになってた。 逃げたっていいんだよ。... 続きをみる
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いー君が逝ったあの日で止まっていた、錆ついた時計の日々がまたゆっくりと動き始めている。 僕が復職のために通う、障害者職業訓練センター。 そこにはいろんな人たちが通っている。 すぐにパニックを起こす人。 自分の意思をしっかり伝えられない人。 大きな物音をたてて傍若無人にふるまう人。 みんな適切なケア... 続きをみる
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今日から、『あの日』を最後にしていた障害者職業訓練センターへ。 あの日……11月20日。 僕は復職を前に、意気揚々と京都駅前の職安の上にある職業センターでの作業を終え帰ってきたんだ。 なぜか、いー君の部屋の扉に挟まれた、いー君のスポーツバッグ。 僕はそれを見ても何の違和感もなく、作業で疲れていたの... 続きをみる
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今日も、平々凡々とした日曜日が終わった。 変わったのはただ一つ……いー君いないことだけ。 まだ、いー君がいなくなって、10回くらいしか日曜日を迎えていないんだよね。 徐々に慣れていっている自分に、少しばかりの違和感を覚えている。 いつまでも泣いてばかりはいられないけれど…… 泣かなくなってしまう自... 続きをみる
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一日の7割を寝たきりの日が続く。 夢を見ないわけじゃないけど、記憶に残るものはなかった。 でも…… 今日。やっと今日…… いー君が夢の中に出てきてくれた。 一緒に釣りに行く夢。 たぶん場所は、神戸の平磯海釣り公園。 いー君と僕は、釣竿を持ってうろうろ。売店で餌を買おうとしたけど、餌が高くて大事に使... 続きをみる
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どっちの事情も知っているだけに難しい。 息子との彼女とは、直接のやり取りは先方の親御さんだか警察だかが禁じているらしくコンタクトをとることはできないけれど、彼女との意思疎通ははかれている。 彼女は、息子が死ぬ前に一緒にプレイしていたスマホのゲームを、うちの娘が引き継いでプレイしていることが気に入ら... 続きをみる
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もう戻ってくることはない、楽しい日々を思い出し目が覚める。 僕がまだ健康で、当たり前に家族4人が集って……わんこ達がしっぽを振りながら走り回って、笑い声の絶えなかったあの日。 そして、いー君がいなくなって、僕が統合失調症を悪化させて休職している現在…… いー君の所へ行かなきゃ…… いー君の所へ行か... 続きをみる
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いつものように、仏壇のお線香に火をともし、正座して茫然と座り込む。 君のピースサインの写真と、沢山のお供えのお菓子。 そしてその後ろには、変わり果てた君の遺骨の箱。 世の中悲しいことばかりじゃない。 もちろん楽しいことばかりじゃない。 最近は、仏壇の前に座って溜息ばかり。 いー君は、すべてを捨てる... 続きをみる