いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

たった年間300人の親として

ボーっとネットを見てたら、一つの記事が興味を引いた。


去年の中高生の自死者が、一気に80人も増えて380人ほどだったという。


少子化で子供が減っていく中、自死を選ぶ子供が増えている。


でも、たったの300人……20000人強の年間自殺者数の中での300人。


一番夢と希望を持つであろう、その年代にうちの子は死を選んだ。


日にち薬とはよく言ったもので、僕たち家族はなんとなく息子の死を受け入れている。


でも……納得がいっているわけじゃない。


諦めというか、時間は巻き戻せないというか……


子供の死を受け入れなきゃ、他に対処のしようがないんだよね。


そう。


年間300人であろうと1000人であろうと……増えようと減ろうと……


僕たちにとっては、息子の死が全てだったんだ。


380人……単純計算、毎日1人は悲しい現実を突きつけられる親が生まれる。


いまも……たぶん。


新たに子供の変わり果てた姿にむせび泣く親が、生まれていることだろう。


もうあれから2年の月日が流れた。


立ち直らなきゃいけないのかもしれないな。


時間は絶対に巻き戻せない。


死んだ子供は、絶対帰ってこない。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村