いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

2016年10月のブログ記事

  • 君の幼き面影に

    ふと昔の暮らしを思い出し、胸が苦しくなった。 むかしは僕の実家で暮らしていた。 ウチの母親が、いー君をとても可愛がってくれ、お風呂の後はいつも面倒を見てくれていた。 お風呂上がりに童謡を聞きながら遊ぶ、幼きいー君。 可愛かった……本当に可愛かった。 そして何より、いー君は永遠に存在してくれると思い... 続きをみる

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  • 幻のパスポート

    そういえば…… 息子の修学旅行って、生きていたらそろそろだったのかな。 シンガポールだったそうだ。 写真を撮って、手続きして……息子のもとに届いたパスポート。 もうそれは、使われることもなく、我が家に寂しくたたずんでいる。 君が手にしたのは……天国へのパスポートだったよね。 そんなモノ、急いで取得... 続きをみる

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  • 今年も行かなきゃ

    自死と向き合う僧侶の会の事務局から、今年も年末の法要の申し込みのお手紙が来た。 去年の息子の死から1年……早いな。 前回は、息子が死んでから、たった2週間ぐらいでの出席だったっけ。 まだ実感がわかなくて、ふわふわしてたような気がする。 今年は泣かずにしっかりと、お参りしようと思うんだ。 宗派を乗り... 続きをみる

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  • 君の望みをかなえに行くよ

    『パパ、面白かった。また連れてきてな』 大きな魚が釣れた時の君の笑顔、夕暮れの中を歩く僕たちの姿。 海に行こうって約束してたよね。またこの釣り場に来ようって。 あんなに楽しみにしてたはずなのに…… 約束守れなかったね。 仕方ないよ、君がいなくなってしまったから。 でも、行こう。 水曜日、君の遺骨ペ... 続きをみる

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  • 2カ月後……きっと君に会えることを信じて

    そういえば、今年も自死に向き合う関西僧侶の会の皆さまが、12月に法要を執り行ってくれるそうだ。 今年も出席しようと思う。 法要を行ってくださった、1人の僧侶の方とじっくりお話しする機会があった。 その方のお話では、複数の方から『会場に亡くなった方々が沢山帰ってきておられるのが見えた』との参列者の人... 続きをみる

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  • 退院、時々食中毒

    病院を退院してきて数日。 本来すぐに退院報告を描きたかったんですが、そこから数日食中毒で39度の連日の高熱地獄の日々。 やっぱりうまくはいかないもんです。 原因は10月17日のいー君の誕生日に、退院祝いも兼ねて焼き肉に行ったため。 その生肉に当たったんですよね。 入院が約一カ月。気がつけば周囲はあ... 続きをみる

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  • 入院中です

    外出許可をもらって自宅に戻ってきました。 息子のところへ行けると思ったんですが…… 力が足りないのか、運が無いのか、行くことができませんでした。 息子に会うことを許してもらえないのか…… それともまだこの世でなすべきことがあるのか。 やっぱり寿命を待つしか方法はなさそうです。 にほんブログ村

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