いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

2016年11月のブログ記事

  • 僕が選びとりたい、たった1本の道

    今日ツイッターに……彼女なりの考えなんだろうけど、息子が彼女に向けた最後のメールを公開していた。 辛かった。 涙が出た。 頑張ろう。 運命を切り開こう……そう考えたこともある。 でも、もういろいろ疲れている。 頑張ったって、息子は帰ってこない。 一生懸命生きたって、息子は帰ってこない。 物語を始め... 続きをみる

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  • 君が居なくなって1年

    日付が変わった。 今日で1年になる。 色んな事を考え、悩み、迷い、生きてきた。 あの悪夢の日からもう1年が過ぎた…… 嘘であって欲しい。 息子がいなくなったなんて嘘であって欲しい。 そう思っている自分がある。 でも、すでに出された結果は覆らない。それは痛いほど分かっている。 これまで子供と過ごした... 続きをみる

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  • 湧きあがる黒い感情

    どうしてだろう…… 自分の中には、2つの自分がいる。 近所の……街角の……母親に連れられた小さい男の子。 それを見て優しく温かい心になる自分。 子供が元気な親が憎い……湧きあがる黒い黒い感情。 もちろん後者の方の気持ちを認めちゃダメなのは分かっている。 でも、うらやましいんだ。 生きている男の子を... 続きをみる

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  • 一周忌を前にして

    いよいよ来週が一周忌だ。 あの悪夢からもう一年になる。 人間残酷なもんで、あれだけの慟哭と苦悶の出来ごとが、1年たてばある程度は冷静に受け止められるようになっている。 家族もまた、日常を取り戻している。 明らかに一人欠けているのに……みんなまるで何事もなかったかのように。 あの時あれだけ泣き叫んだ... 続きをみる

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  • ドングリ拾いと肩車

    この季節…… いつもいー君が小さい時、街の山の公園に行ってドングリを拾いに行ったんだ。 夢中でコンビニ袋に、ドングリを拾っては嬉々として入れるいー君の姿。 楽しかった。 幸せだった。 こんな時間が永遠に過ぎるものだと思っていた。 公園からの帰りは、疲れた君を肩車。 君は小さくて、とても軽くて。 と... 続きをみる

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  • 勝手に回り出す日常の歯車

    いー君がいなくなって、もうすぐ1年だ。 それなりに僕たちは落ち着きを取り戻し、日常の歯車を回し続ける。 『恋人と親は悲しむが、3日とたてばもと通り』 ……そんな歌があったな。生きてることが辛いなら……だ。 3日は大げさだけど、彼が最初からいなかったかのように…… 日常の歯車は非情に回り続ける。 こ... 続きをみる

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  • もうすぐ1年

    もうすぐで息子が逝って1年になる。 もう一生胸を引き裂かれる悲しみに苛まれるのかと思ってた。 いや、確かにものすごく苦しくて悲しい。 でも、人間上手く出来ているもんで、冷静に息子の死を受け入れることも出来ている。 もうどんなに泣いたって、子供は帰ってこないから。 どんなにダダをこねたって、息子が死... 続きをみる

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  • 上目づかいはもう嫌だから

    いー君は、その場の空気を読んでくれるいい子だった。 賢くて優しくて…… でも、ときどき僕の顔を上目づかいで見てたよね。 僕もそう。 重度の発達障害で、人の気持ちが分からないから。 思っている流れと、すぐに違う方向へ行っちゃうから。 迎合しちゃうんだよね。 どうやったら嫌われないか、どうやったら怒ら... 続きをみる

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