空振りの一日
今日は遺族会の日。
何か有意義なお話ができるか、行ってきた。
京都駅に出ると、もうそこは時期的に仕方ないんだけど中国人だらけ。
バスもいっぱい、電車もいっぱい。
やっとの思いで会場に着いた。
今日はちょっと雰囲気が違ったな。
なんかあんまり発言もできなかったし、それほどためになる話もきけなかった。
何事も、思った通りには世の中いかないもんで……
しょんぼりといー君の遺骨のペンダントを胸に、帰路に就いた。
なんか、世の中思った通りに行かないんだよね。
まあ、何でもかんでも思った通りになる世の中なら、いー君も死を選択したりしないよね。
ちょっといろんなお話が聞けて、僕も元気になれるかな、と思ったんだけど……
まあ、仕方ないよね。
なんだかんだで、ちゃんと世の中の物事は前に進んでいると思うんだ。
でも、僕はいー君のいない世の中に、前に進む意義を見いだせないんだよね。
でもいまの状態で行ったら、ママも悲しむし……
いー君に胸を張って会えない気もするんだ。
いー君に再び会えるまで、あと何年かかるんだろう。
長いなぁ……
いー君が僕に託した、ママと妹を、少しでも笑顔にしなくちゃいけない。
明日からまた頑張らなきゃね。
明日もいいことありますように。
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