いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

もうすぐ三回忌

眉丈 千羽

今年もやってくる。あの日がやってくる。


木枯らしが吹く、秋の終わりを告げる季節。


寒風の中、人生で一番泣いたあの日がやってくる。


TVの中では、今日も小6の女の子が自殺か……との報道。


なにも変わらない。変えようとしても変わることはない。


昨日も、今日も、明日も、明後日も……子供たちは自分で命を絶っていく。


そしてその数だけ、悲しみと無力感に打ちのめされる新しい自死遺族が生まれる。


こんなこと終わりにしたいのに。自分たちで終わりにしたいのに。


子供はもう帰ってこない、どんなことをしても戻ってこない。


そして、『日にち薬』がじわじわと、その薬効を効かせてくる。


忘れようとしている自分が許せない。


子供を抱いたあのぬくもりを。地獄のような『あの日』のことを。


人間って、自分って……そんなに冷たい無神経な生き物なのか。


そうだ。


忘れちゃいけない。


たとえ日にち薬が、人間にとってプラスの機能であっても……


僕は、その機能に抗い続けていかなくちゃいけない。


三回忌……ここまでとても短く、そしてとても長かった。


覚えておかなくちゃ。『あの日』のことを。


思い出さなくちゃ。『あの日』のことを。



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