僕のことを語ってみる
僕は結局駄目な父親だった。
自分が歩んできた苦しい道を、彼に歩ませまいとしたことが、文字通り仇となり、彼の死を早める結果になったのかもしれない。
僕は手帳持ちの障害者……俗に言う、発達障害ってやつだ。
知能指数は人類トップクラスのものを持っているらしい……が、人間関係も、仕事の要領もチンパンジー以下。
いまじゃ大企業の正社員でありながら障害者枠の閑職だ。
息子は成績優秀、スポーツ万能の素晴らしい息子だったけど、やっぱり遺伝っていうのは怖くてその気質はひいていた。
このお話は別の機会にしよう。
僕は、別の名義でアダルトな創作をもうかれこれ10年以上続けている。
お話を作って、声優さんに声を当ててもらって……
そこそこの固定ファンの人が見に来てくれ、お弟子さんを名乗ってくれる若い人たちまでいてくれる。
西欧やアジア・アメリカなどの海外からもファンレターをもらうこともある、結構世界中の変態紳士さんが見ているサイトを続けている創作者だ。
息子も、僕がやっていることを知っていたけど、どうだったんだろうな。
多感だった息子は嫌だったかもしれない。
でも僕は、息子が大きくなったときに誇りに思ってくれる……そう思って創作を続けていた。
僕のアダルトの創作に嫁は寛容だが、このブログに関しては、余計な事をするな、と怒るかもしれない。
でも、僕は伝えたいんだ。
同じように、自死で大切な人を失った人たちと、悲しみを共有し、支えあうために。
そして、息子と家族との、ささやかで小さな物語を、誰かに伝えるために。
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