歳をとるべきは僕じゃないのに
今日……47回目の誕生日を迎えた。
時を刻むべき大切な子供が、時間の歩みを止めて……
世の中に不要な僕が、無駄に時を刻み続けている。
もう一年半になるのか、僕の寝室の隣の息子の部屋に明かりが灯らなくなってから。
息子が歩みを止め……
僕はどんどん先へと歩いていく。
このままこんなことを続けたら……
息子とどんどん離れて行ってしまうような気がする。
でも立ち止まったって、もう息子には会えない。
息子は今どんな面持で、歩き続ける僕の背中を見ているんだろうか。
振り向いても息子は見えない……
立ち止まったって、来た道を戻ろうとしたって息子は見えない。
いつまで歩き続けたら終わりが来るんだろう。
答えを探すうちに、また日付が変わる。息子のいた場所から離れていく。
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