いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

いつか負ける日が来る……と思う。

昨日はデイケアの最終日。
お昼はデイケアの病院の好意で豪華な鍋料理なんだけど……


食べずに帰ってきた。


デイケアの連中……社会復帰を目指すといいつつ、あっちでへらへら、こっちでへらへら。
社会復帰は建前で、いまのご身分から離れたくないご様子だ。


正直そんな連中となれ合う所以はない。
……というわけで、空気を読めないアスペルガーの僕は鍋も食わずに帰ってきた。


緊張感のないへらへらした連中に交じって、何やってるんだろう。
そりゃ、統合失調症にうまれつきのアスペルガーだ。正直生きてるだけできつい……


………………そうだ。


生きてるだけできついんだ。


統合失調症の悪罵と嘲笑の幻聴が頭に大量に流れ込んでくる。


生きてるだけできついんだ。そうだ、息子の後を追おう。
そう思ったら涙がぽろぽろ出たけど、すごく澄んだ気持ちになれた。


正直、もうあんまり生きがいというか、生に執着はないんだよね。


嫁は地獄の悲しみだろうけど……


もうあんまり『生きる』という作業もしたくないんだよね、何も面白いことないし。


昨日は思いとどまったけど……


僕もいつか突発的に首を吊る日が間違いなく来ると思う。


正直、自死遺族だからって、前向いて頑張る必要もないんだよ、きっと。


皮肉にも、息子は確実に一発で死ねる方法を身をもって教えてくれた。ここには書かないけど。


たぶん……来年のどこかで楽になろうと思うんだ。


いー君。


パパはつくづく駄目な父親だったけど……もう駄目なままでもいいや。


もうすぐそっちに行くから……お浄土の流儀を先輩として教えてね。


楽になりたい……早く楽になりたいよ。




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