いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

いー君……メリークリスマス!

いー君へ。


君が亡くなって、一カ月が過ぎました。
長い長い……そしてあっという間の一ヶ月でした。


君は僕たちのそばにずっといてくれるんだろうけど……
やっぱりとってもとってもさびしいんだ。


もっと抱きしめればよかった。
もっと話せばよかった。


なんでこんなことになっちゃったんだろう。パパ、よくわかんないや。


俺からパパもママも、すっかり泣き虫になりました。
君の大事な妹も、一人で学校に通えなくなっちゃいました。


君がいないクリスマスは……
いるんだろうけども、君のいないクリスマスはとってもさびしいです。


小さなころから、君はいつもプレゼントとかの、お金の値段を気にしてたよね。
やさしいやさしい子供だった。
パパ、そんないー君が大好きでした。


パパはね、何とかぎりぎりのところで頑張っているよ。


もう正直何のために、頑張っているかわからないんだ……
人生すべてをつぎ込んだローンは……誰のためのおうちのためか、わからなくなっちゃった。


いつか笑って、君と向かい合える日が来るのかなぁ。


残ったみんな、君のためにも頑張らなくちゃね。


いー君、メリークリスマス。


パパ、本当に、もう君の所へ行きたいんだ。


でも、ママが悲しむから……君の妹が悲しむから……


パパね、もうどうしていいのかわからないんだよ。


ずるずるずるずる……こうやって生きていくのかなぁ。


帰ってきてよ……いー君。


待ってるよ。



パパずっと待ってるからね。



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