僕が捻じ曲げた、彼の未来
今日……偶然、息子のスマホの中にあるGMailから、息子の遺書めいた学校の先生とのやり取りを見つけた。
これは警察の事情聴取のときも出なかったし、今更出しても仕方ないものだ。
ずっと進路に悩んでいる様子だった。
悩ましたのは……僕なんだ。
息子は、模試で英語で全国1位をとったこともあるくらい英語が得意だった。
彼の夢は学校の先生。
僕は、彼の夢を後押ししてやるべきだった。
でも僕は現実を突き付ける、といった誤った選択をしてしまった。
少子高齢化が進み、先生はこれからどんどん減っていく……社会は教師を減らす方向で動いているのに……とか、いろいろやってしまった。
彼は現実路線へと方向転換し、一安心……と思っていたら、いろいろ悩んで先生と相談していた苦悩の跡が、メールの内容にはあった。
そして何より……
ずっと悩んでいたんだ。中学校時代に自分が荒れて、当然通えていたであろう公立の進学校に行けなかったことを。
親に迷惑をかけた……親に迷惑をかけた……
ずっと悩んでいた彼を癒すことを、ぼくたち両親はできなかったんだ。
話してくれたらよかったのに……
悩みを打ち明けるのは、両親より先生優先かよ……
苦しい……
僕が彼を殺したのかもしれない。
僕は悔恨の想いを一生背負って歩いていかなければならないんだ。
明日は障害者職業センターのカウンセラーさんの、カウンセリングを受けに京都へと出る。
そもそも障害者の僕が、子供なんか産まなかったら……
いや、これ以上はやめよう。
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