空っぽの真っ暗な部屋で
首にぶら下げた、いー君の遺骨ペンダントが届いてから、若干さびしい気持ちが和らいだ気がする。
どこへ行くにも一緒だって、文字通り実感できるし……
今日もいつものようにデイケアから帰宅。
嫁が実家の時ごとから帰ってくるのにはまだ時間があったから、いー君の部屋から彼の遺したパソコンを拝借してリビングに降ろすことにする。
夕方5時、彼の部屋を開けた。
真っ暗……とても寒い。
何も物音がしない、彼が逝った時のまま時間の止まった部屋。
一気にさびしさがこみあげてくる。
やっぱりペンダントなんか気休めでしかないのかもしれない。
居ないんだよね。
やっぱり現実、いー君は居ないんだ。
もうこの部屋に主は居ない。
夜中に電気が点灯することもない。
エアコンの暖房のスイッチが入ることもない。
この部屋から音楽が漏れ出ることもない。
あの時のまま時間が止まった部屋。
仕方ないんだけどね……いまさら僕にどうしようもないんだ。
パパ、頑張って自分の心に君がそばにいるって何度も言い聞かせているけど……
やっぱりさびしいよ、いー君。
夢の中でも会いたいな、話がしたい。
でも、君は全然夢に出てきてくれないんだよね。
これから、こんな日が死ぬまで続いていくんだよね。
後悔と寂しさ……
いつか、君のことを笑って話せる日が来るのかなぁ。
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