いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

玄関にはいつも君がいて~咲き誇れひまわりの花~

いー君の残した最後の満面の笑顔の写真。


それは僕たち家族と一緒の写真でもない。
そしてあの彼女と一緒の写真でもない。


学校での旅行の電車内での何気ない一枚だ。


最高の笑顔とピースサイン……おそらく彼の人生でも有数の素晴らしい写真だ。


遺影にしてやりたかったんだが、間抜けにもおでこにド根性ガエルのヒロシみたいにメガネをかけているため、最高の笑顔にもかかわらず葬儀屋さんからNGを出されてしまった。


いまは一番大きく引き伸ばして玄関に飾ってある。


楽しい人生を死の直前……思いつめる直前まで過ごせていたんだな。そう思うと少しだけ救われた気になるんだ。


彼はいつも玄関で僕を迎えてくれる。
僕はいつでもここにいるよ、大丈夫だよ……なんかそう言っているみたいだ。


トイレから出てきた時も、お風呂を上がった時も、自室からリビングに階段を下りてきた時も……いー君はいつも笑顔で僕たち家族を迎えてくれる。


……いや、虚しいのはわかってるんだ。
でも少しだけ……ほんの少しだけ救われた気持ちになる。


リビングにも……仏間の和室にも……玄関にも。
いー君の大きな写真が飾ってある。
ずっと忘れないように……いつまでもみんなと一緒にいられるように。


ここに写真乗せたら嫁が怒るから自重するけど……
本当に最高の笑顔……ひまわりのような、明るい明るい笑顔


いつまでも、いー君は笑っていてくれる。


僕たちがつらい時も悲しい時も……いー君はいつも玄関で最高の笑顔でピースをしていてくれる。


できれば……本当にできれば……生きた状態で最高の笑顔を見せてほしかったんだよ。


パパはいつもこうやってブログを書いては、メソメソグスグスやってるけど……


そうなんだよね。僕たちの心の中に……そして玄関で……


絶対枯れないひまわりの花のような君の笑顔が咲いている。


僕が死ぬまで……いー君に会えるその日まで、そのひまわりの花は枯れることはない。


いつまでも僕たちと一緒にいてね、いー君。


絶対に折れない……真冬の寒風に吹かれても笑っている、絶対に枯れないきれいなひまわりの花。


僕も頑張らなきゃね。



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