いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

君に本当は言ってほしくて

今日は僕の誕生日。


去年の今頃からは、創作に声優さんを起用するようになってから一気に人脈が増えた。


午前0時と同時に、沢山の人からのおめでとうのメッセージ。


本当に嬉しいんだ。


やっぱりたくさんの人から祝福されるのは……


でも、肝心のいー君がいないのがさびしくて……


君の不器用なおめでとうが欲しかった。


お互い誕生日、あんまり意識しなかったよね。


ケーキ買ってきて、みんなで食べて終わり、みたいな感じで。


もっともっと……家族らしくプレゼント交換したりすればよかったね。


沢山の人のお祝いより……


たったひとりの君にいてほしかったんだ。


分かってる。


パパ、頑張らなくっちゃね。


早く君に会いたいけど、もう少しこっちでパパ頑張ってみるよ。


沢山の素敵な人たちに、もうちょっとだけ囲まれていよう。


もうちょっとだけ待っててね。