いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

明日を気にせず生きれる世界

昨日は、ちょっと早いけど月命日でお坊さんにお経をあげに来てもらった。


大きいお寺だから、来てくれるお坊さんはその時スケジュールが空いているお坊さんが来てくれる。


昨日は住職さんだった。


息子が死んだときに来てくれて、それ以来。


お経が終わった後、少しお話させてもらう。


お子さんが無くなったことはとっても悲しいことだけれど……
仏さんになったお子さんは、もう明日を心配しなくていいお浄土にいるんですよ、って言ってくださった。


そうなんだよね……
ちょっと早いけど、魂の平安を得られているのかもしれない。


もう恋に悩んだり、進路に悩んだりすることのない生活。


でも、それに悩み苦しむのが生きるってことだと思うんだ。


どっちが良かったのかなぁ……とか考えながら、住職さんをお見送りした。


僕もこの世で思い残すことなんかない。
早く明日の心配がない世界ってところに行きたいもんだ。


まあ、もう少し悩み苦しんでも罰は当たるまい。


必ず行く場所へ、いまは急いでいく必要もないんだろう。


早く子供にあって抱きしめてあげたいよ。