いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

日の当たる眠るべき場所

今日は復職訓練はおやすみ。


息子の月命日のお坊さんの手配をお願いするついでに、お寺の納骨堂の見学をさせてもらった。


大きなショッピングモールに隣接した、古い大きなお寺のビルの中に、納骨場所はある。
今すぐに納骨というわけじゃないけど、100万円で永代供養だし、どこかでお願いしなきゃならないからね。


中では事務員さんが待っていて、いろいろ教えてもらった。


言い方は変だけど、お骨を入れる場所はロッカーみたいになっていて、テンキーでいえば【8】の部分に小さな仏壇があって、残りの場所がお骨を入れる場所になっていた。


やっぱり人気なのは、日の光が当たる外周周り……少しを遺して、ほとんど埋まってしまっている。


やっぱり外周の方が、うららかな春の日差しを浴びて、いい雰囲気になっている。
内側の部分はあんまり人気がなく、ほとんど埋まっていない。


僕も妻も……いつかはどこかで眠る場所が必要になる。


ビルってのがあれだけど、静かで環境も良くて隣はショッピングセンターで……ロケーションは最高なんだよね。


……ちょっと最近そういうことを考える余裕が出てきたんだ。


悲しくないかと言われたら悲しいけど……泣きながら暮らすのは彼の本意ではないだろうしね。


まあ、まだまだ先の話だ。
考えておくまで、だね。