いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

君の横顔

ここ数日、ずっと寝込んでしまっている。
1日で立って動けるのは、6時間あればいい方。


ずっと眠りに就いているから、沢山の夢を見る。


リビングのいつもの座イスに座っているいー君がいた。


なんか、こちらを見ずにずっと憮然とした表情で、リビングのテレビを見ていた。


やっと逢えたのに、僕の言葉には一切答えてくれない。


赤い光に照らされた君の横顔を、僕は書ける言葉もなく、長い間見るしかなかった。


いー君は、何か僕に伝えたかったんだろうか。


でも、一つ感じたことがある。


夢であることが信じられないくらい、鮮明にいー君の姿が見れたんだ。


毛穴の一つ一つ……そしてめったに見せなかった表情の細部まで……
僕の脳内には、まだ確かに彼が住んでいるんだ。


来月から1カ月本格的な復職プログラムが始まる。


どこかで立ち直らなきゃね。