いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

立ち上がることが苦しくて

ここ数日、熱を出して伏せっている。


ずっとへんな時間に目覚めては、再び眠りに落ち……


そして目覚めてすぐ忘れてしまうような夢を見る。


どんなに長く眠っても、全然いー君に会うことはできない。


自分の心を奮い立たせて、前向きなことを言ってみても……


子供を事故でもなく、自分の力不足で失った事実は永遠に変わらない。


このまま終わってしまってもいいのにな……


38℃の熱にうなされている間、ずっとそんなことを考えている。


なぜ身体は頑張って、回復しようとするのだろう。


心が望んでいないのに、なぜ勝手に立ち上がろうとするのだろう。


嫁は相変わらず、涙を見せずに頑張っている。


娘は明日、小学校の卒業式……


どんどん時間が進んでいく中……


大切な息子をどこかに置き忘れて離れていくような気がして……


どうしてこんなことになってしまったんだろう。


そんなことばっかり考えてる。