今日は本当はいつもお世話になっている、京都の自死遺族会の分かち合いの日だった。

ちょっと悩んだんだけど……
今日はいかない、という選択をしたんだ。

自分の子供の死を、まだ受け入れ飲み込み切れていないのに、ほかの人の辛い記憶を聞くことは辛いと言えば辛いんだよね。

自分の想いを吐き出せる機会を逸したことに、軽い後悔はあるけれど……

でも、この場所でなんだかんだで、自分の感じることは吐き出せているしね。

最近、いー君を失ってドタバタしてたけど……少しずつ家の中が落ち着いてきた気がする。

居ないことに慣れた……ってわけじゃないんだけど。

家族３人ともが、それぞれの想いでいー君の死という事実を受け止めつつある。

みんな彼が居なくなったんじゃなくて、ちゃんといー君が見守ってくれて、いつでも心の中に一緒にいることを認めたうえで、日常を送り始めている。

いー君がいつも座ってスマホをいじっていた、ソファーの左側。
どんなときにも空席に見えるけど、心の目で見れば彼はいつでもそこにいる。

ちゃんとそれがみんな理解できているんだと思う。

辛い時や月命日には、彼を失った喪失感に苛まれるかもしれない。

でも……いまは、ちゃんとみんな見えないいー君も家族の一員として、日常を過ごし始めている。

こんな辛い事実、飲み込めることなんかじゃないけど……

ちゃんとみんな前に向かって歩いていることは、いー君に見せてあげないとね。

明日も頑張らなきゃ。