やっと逢えたね!
昨日の夜……とっても嬉しいことがあった。
夢の前後はわからないけど……
僕たち家族全員で大笑いしているシーンだった。
(こんなに心の底から笑ったの……いつ以来だろう)
とっても心が幸福感に満たされていたんだ。
楽しくて……楽しくて……
嫁も娘も心の底から、笑っていた。
そしていー君も、心の底から笑っていた。
最初は意味がわからなかったんだ。
なぜいー君がいるの?いー君が生きてる……
分かった。ここは夢の中だ……いー君が僕に会いに来てくれたんだ!
僕はそう思った瞬間、無我夢中でいー君を抱きしめていた。
あったかかった。とっても力強くて大きな体だった。
僕は彼のぬくもりを感じながら、泣きながらたくさんの思いの丈を吐き出していた。
凄く温かくて……呼吸もしていた。
僕は狂ったように思っていることを全部吐き出したんだ
時間が長かったのか、短かったのかもよくわからない。
でも、とってもとっても幸せな時間。
夢で……夢でやっと逢えた。
いー君はやっぱりいなくなったわけじゃない。
いなくなったって勝手に思ってるだけなんだ。
僕たち家族が元気でいる限り、笑っている限り……いー君は見えないだけでそこにいる。
起きているときは抱きしめてあげられない……
でも、夢の中では抱きしめてあげることができる。思いの丈をぶちまけることができる。
ごめんね。
いなくなったとか、会えないとか……
パパが勝手に思っていただけなんだよね。
いー君はそこにいる。いつも手の届くところに君がいる。
君は何もなくしちゃいない。
僕たちだって何もなくしちゃいない。
僕たちが家族だって事実は絶対に消えない。
君をみんなが覚えている限り。知っているみんなの心の中に、確かに君はいるんだ。
出来れば毎晩出てきてほしいんだけどね……
たぶんいー君もたくさんの人の中の夢を駆け巡って忙しいんだよね。
会えなくなったなんて、勝手に思い込んでただけなんだ。
会える。……いや、会えたんだもの事実。
振り向けばいつでも君に会える。
毎日毎日生きて夢を見れば、また会える時が来る。
今晩も君に会えるといいな。
昨日はパパが一方的に話しちゃったね。
いー君とゆっくり話してみたいな。
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