今日日曜日、ちょっと早いけどいー君の月命日。

嫁は乗り気じゃないけど、お坊さんに来てもらうことにした。
こういう御縁は大切にしておきたいからね。一周忌とかだけ来てもらうのも悪いし。

もういー君がいなくなってから、２か月が経つのか。早いな……

なんか少しずつだけど、いろいろな現実が呑み込めるようになってきた気がする。
やっぱりさびしいけどね……なんでこうなっちゃったんだろう、って気持ちは消せないけど。

世間じゃ、たくさんの若者たちが今も命を落とし続けている。
今回のバスの大惨事でも、たくさんの若い子が志半ばで亡くなっていった。

テレビで毅然と亡くなった大学生のご両親が、インタビューに応えていた。
世間じゃ、毅然とした態度はすごいだとか、子供への情はないのか、とかいろいろ言われてるけど。

……たぶんだけど。
色々理解しきれていないんじゃないかな、子供が無くなった事実を。

僕だってそういう機会があれば、やっぱり淡々と無表情でインタビューに応えてしまうと思う。
たぶん、最愛の子供を亡くした親の気持ちって、そんなもんなんだよ。

こうやって、２カ月たって、ようやく客観的に子供の死を受け入れ始めるのかもしれない。

さて……

お昼になれば、お坊さんが来てお経を読んでくれるよ、いー君。

パパができることって、これくらいしかないんだよ、悔しいけど。

いー君が、僕にたくさんの縁をつないでくれた。本当にありがとうね。

これからも、家族みんなで歩き続けようね、いー君。