いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

息子と学校~それぞれのけじめ~

14日……息子の学校が盛大に、息子の追悼式を行ってくれた。


息子は、急な病死として学校では扱ってくれたらしい。
でもそれでも、クラスメイトのみんなは、息子の死のショックで体調を崩し、精神面を崩した子が続出しているらしい。


実に100人以上……200人はいただろうか、教員・生徒の皆さんが式に参列してくれた。


息子のクラスもほぼ全員出席してくれたらしい……本当にありがたい。


息子の葬儀の家族葬のときは、僕も喪主として何とか乗り切ったが……
200人以上の参列者の一斉焼香のときは、会釈を返すのに必死だった。


本当に息子は、幸せ者だったんだな、とかいろいろ考えてた。


いい学校で、いい先生、いい仲間に恵まれて……


短いけど、伊織はみんなにいろんなことを……命の大切さを教えるために、短かったけどきっちり仕事をしてくれたんだ。


ありがとう……


学園長さんはおっしゃられていた。


この式をもって……息子の死のショックから立ち直れていない生徒たちの心に区切りをつけたいんだ、と。


僕も息子も、生徒のみんなへの影響は望んでいないんだ。


そして、僕は息子の大きな遺影をいただき、息子の学校を後にした。


退学届は出した、生徒IDカードは返した……


これで、なんか学校と息子の糸が切れた気がした。


さあ、おうちへ帰ろうね、伊織。


のんびりいつまでも、うちで過ごしてくれたらいいんだからね。


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