いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

夢に出てきてくれた!ありがとう!

一日の7割を寝たきりの日が続く。
夢を見ないわけじゃないけど、記憶に残るものはなかった。


でも……
今日。やっと今日……
いー君が夢の中に出てきてくれた。


一緒に釣りに行く夢。


たぶん場所は、神戸の平磯海釣り公園。
いー君と僕は、釣竿を持ってうろうろ。売店で餌を買おうとしたけど、餌が高くて大事に使わないといけないね……とかそういう話をしていた気がする。


そこから、売店でお弁当買って一緒に食べて……


居眠りしていた僕は、駅についてあわてて電車を飛び出した。
しまった、荷物を忘れて釣竿も電車の中だ。電話して回収してもらわなきゃ!
そう思っていたら、目の前に忘れたはずの荷物が。


そしたら、いー君が笑顔で僕を見ていた。


とっても大人で、とってもしっかりしていて、とっても頼もしい顔をしていた。


いー君が、大人になったら、こんな顔になっていたのかな……
ものすごく立派で、神々しくて……僕はただただいー君に見とれていた。


そこで目が覚めたんだ。


やっといー君が僕の夢に出てきてくれた。


うれしくてうれしくて……涙が止まらなかった。


いー君が「大丈夫だよ。僕がしっかり見守っているから、パパはがんばって」……そう言ってくれているような気がして。


娘は今日も学校を休んでいるけど……
妻だけが一生懸命頑張ってくれているけど……


いー君が見守ってくれているんだね。
パパも頑張らなきゃ。


うれしかった。やっといー君が、夢に出てきてくれた。


がんばらなきゃね……頑張らなきゃ。



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