いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

いー君の死に意味をもたせるために

水曜日は、某大学の自死遺族の研究をされている助教授の先生に協力をするために大阪に行った。


せっかく大阪に出るんだし、もったいないからいろんな所を見て回ろう、と……いー君を連れて、大阪市立科学館のプラネタリウムへ。


奇麗は奇麗だったけど……とにかく眠かった。不覚にも5分ほどいー君の横で寝てしまった。
いー君はどうだったかな、楽しめたかな。


そのあと、先生と面会し、ヒヤリング……というより、僕が聞かれてもいないことペラペラとしゃべり続けていたような感じだ。


僕はアスペルガーだから、会話のキャッチボールには向いてないんだよね。
他人が怖いから、自分を守るために一方的にしゃべっちゃう。
初見の人からは愛想がいいですね、とか社交的ですね、障害をもっておられる方に見えませんよ……と言われるが、たんに自己防衛のためにペラペラしゃべっているだけなのだ。


いろんなことを話したけど、少しは先生の研究のお役に立てただろうか……


そこでいろんな興味深いことを聞くことができた。


先生自体は『見えない』けれど、『見える』人はたくさんいて……
先日の自死遺族法要の際には、いー君も会場に来ていたかもしれない、たくさんの『人』が集まっていたとのことだった。
信じる信じないは別として……ちょっと嬉しかったな。


今日も2階でミシミシ足音がしてたし……
僕も心霊やオカルトには懐疑的なんだけど、こういうのは素直に思いこみであろうと嬉しいんだよね。


というわけで、いー君を連れて大阪へ行ってきたお話でした。



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