潰えた沢山の名前と沢山の物語
昨日は自死者の合同法要に行っていた。
去年と同じく素晴らしい法要だった。
自死に向き合う関西僧侶の会の皆様には、本当に感謝したい。
もちろんのこと……息子に会えるのでは、と思ったけどやっぱり霊感もないしダメだった。
でも、法要開始時に、消えるはずの無い電燈が一瞬消えたり……
法要の終わりに、自死者の人たちの名前が読み上げられる。
息子の名前も呼ばれた。
呼ばれる沢山の、名前、名前、名前……
みんなそれぞれに、悲しい物語があるんだろうな、と僕は思いながら聞いていた。
参列したたくさんの人たち……みんなもまた、悲しい物語を持ってるんだろう。
そこに交錯した、沢山の名前、沢山の物語……
僕の物語は、息子の物語は……その中の一つに過ぎないのかもしれないけど。
そうだ。
僕はその物語に、心をさいなまれながら生きて行かなくちゃいけないんだ。
今日も、明日も、明後日も……
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