いー君といっしょ

2015年11月20日……
最愛の17歳の息子を自死で失いました。
悲しみの記録と、彼の歩んだ道、そしてこれから残された家族三人の日々を記します。

僕の後ろに君がいるから

明日はまた、復職のための打ち合わせ。


正直会社は、障害者を障害物としか思ってない。


辛い言葉を平然と投げかけては、崩れた障害者に、ほら崩れた復職は無理だ……の繰り返し。


正直分かり合うことなんかできやしない。


でも僕は前に進まなきゃいけない。


復職できなきゃ、君に申し訳ないんだ。


そうだ、僕の背中には、いー君が立っている。


負けちゃダメなんだよね、君を安心させるためにも、前に進まなきゃ。


僕が進む道は、とっても厳しいいばらの道。


生まれついての低いポテンシャルで、一部上場企業の正社員の椅子を、健常者と戦ってキープしなきゃいけない。


無理せず障害者雇用に移りなさいって、医者もサポートの人も言うけど……


もうちょっとどこまでやれるか試さなきゃね。


健常者の君が歩くはずだった道を、もう少し歩いてみたいんだ。


さ、いよいよ明日だね。


いー君もパパの背中をしっかり見ていてね。



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