もう拳は振り上げられないから
娘の不登校が続く。
完全なインターネット依存症……になってるように感じる。
出口が見えない……
当然だろう、もうあの頃の『家族のあるべき姿』はもう手に入らない。
4人の家族の中の1人が死んだ。
そう、それはものすごく大きなこと。
残された3人は、一生言えない大きな傷を負った。
もう心から笑うことも、楽しく語り合えることもない。
娘をどう立ち直らせるか、どうすれば学校へ行ってくれるのか。
もう怒鳴れない。怖い。死んでしまうかもしれない。
もう何をやっても、バッドエンドにつながる気がして……怖くて手を出せないんだ。
そうする中でも、時間だけはどんどん過ぎていく。
なにも変わらぬまま、悪い意味でなにも変わらぬまま……
僕たちの、大切な1人を失った『家族』という船は、航海を続ける。
もう父親として、なにもしてやることができない。
『家族』という船の船長の失格の烙印を押されているのに……船から降りられない。
航海が続く……後悔という名の航海が続く。
航海が続く……後悔という名の航海が続く。
船員が海に飛び込むことが怖くて、何も言えない臆病な船長。
そう、僕の名は無能の烙印を押された、なにもできない臆病な船長。
航海が続く、明日も明後日も……
後悔を引きずりながら、幸せという島にたどりつけない暗黒の航海が続く。
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